この文書群は測度論的確率論、特に条件付き期待値とフィルトレーション、マルチンゲールなどの数学に関する覚え書きです。 条件付き期待値はちまちまとした証明や命題が必要で、どうにも忘れがちなので覚え書きとして作ったものです。
これらの文書において、常に確率空間は$(\Omega, \mathcal{F}, P)$で表すこととします。
\(x \in \mathbb{R}\)に対して、\(x^+\)、\(x^-\)を
\[\begin{aligned} x^+ & = \max \{0, x \} \\\\ x^- & = \max \{0, -x \} \end{aligned}\]と定義する。すると
を満たす。特に関数に関して考えると意味がある。 また、\(x \mapsto x^+\), \(x \mapsto x^-\)という写像はともに単調非減少で下に凸である。